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常に成果を出し続ける。
愚直に、決して手を抜かず。

PROFILE

株式会社バンダイ

ボーイズトイ事業部 MDチーム

アシスタントマネージャー

大田原 智康

2003年 上智大学 理工学部 機械工学科卒

幼少期から戦隊ヒーローに憧れ、3歳でバンダイに入社することを決意。新卒時にバンダイを受験するも、最終面接で不合格に。将来的にバンダイからヘッドハントされるようなプロフェッショナルになろうとパソコンメーカーやオーディオメーカーで約8年間WEBマーケティングの責任者を務め、様々なWEBの経験を積む。2011年、念願のバンダイから声がかかり、晴れて入社。ネット戦略室にて、ECサイト『プレミアムバンダイ』のCRM(顧客の属性や行動履歴に基づいたダイレクトマーケティング)を担当し、現在はヒーロー玩具を展開するボーイズトイ事業部でWEBユニットの責任者を務める。毎年成果を出し続け、入社からわずか5年でアシスタントマネージャーの職位までスピード到達した。得意の英語力を活かして、香港・台湾を中心としたアジア地域のWEBプロモーションも兼任し、バンダイのグローバル進出を推進している。

※記事は取材当時の所属役職のものです。

バンダイALLで、
売り上げを最大化する。

WEBマーケティングのプロとしてキャリアを歩んできた大田原氏。念願だったバンダイに入社し、はじめに配属されたネット戦略室では、『全事業部を横断するECサイト』のCRM構築を進めてきた。

「まず着手したのは、サイト内のユーザー行動分析です。どのような顧客がどのような商品を、どれくらいの頻度で購入するのか。どの商品を購入した人は次にどのような商品を購入する確率が高いのか。ビッグデータを徹底的に駆使して、ユーザー行動を分析し、ユーザーの求める情報を発信する仕組みをプロデュースしていきました」

レコメンド機能やアプリの開発、クーポン機能の開発等を行い、『プレミアムバンダイの既存顧客』に対して、適切なタイミングで最適な情報を伝達。プレミアムバンダイにて一回購入いただいたお客様に、二回、三回と購入いただく“リピート率アップ”の行動を生み出したり、フィギュアを買ったお客様に、Tシャツやプラモを購入いただくという“キャラクターを軸にしたついで買い”の行動を生み出し、2年連続売り上げ120%という成果を上げている。しかし、こうした初めての取り組みに対しては、いくつかの壁もあったという。

組織を動かすには、
小さなことから成果を積み上げ、
信頼を勝ち取ることが大事。

「バンダイでは、売り上げの管理は事業部ごとで担っています。全社を横断するために各部署から情報を吸い上げたり、違う事業部の商品をECサイト上でレコメンドするに当たっては、すべてがスムーズというわけではありませんでした」

しかし、そうした部門の壁を乗り越えなければ、全社横断で売り上げを上げることはできない。各部署と信頼関係を構築するために、どんな小さなことでも引き受けて、必ず成果に結びつけることを心がけたという。そのうちに、「あれだけ一生懸命手伝ってくれる人の言うことだから」と協力者も増え、影響範囲を広げていった。

「成果が出てくると、次の提案はさらに前向きに取り組んでくれるようになり、ポジティブスパイラルが生まれていったんです。目の前に飛び込んでくるひとつひとつの小さなことに全力で取り組み、確実に成果を出していくことが、大きな成功への近道なのではないでしょうか」

「将来、“マーケティング=デジタルマーケティング”となる未来がやってきます。来たるべき時代に備えて、バンダイ内でもNo.1のデジタルマーケッターになっていきたいと思っております。この会社で、それが出来れば、日本でも有数のデジタルマーケッターになれるのではないでしょうか。」

日本を変える。
そのために、自分を磨き続ける。

大田原氏の自己研鑽には、独自のメソッドが数多くある。たとえば、ノートの取り方もそのひとつだ。

「すべての情報を1冊のノートにまとめています。日々の悩みから仕事のアイデア、打ち合わせの内容、読書のメモまで毎日ノートに書き留めるのが日課です。ただ、リアルな悩みも書いているので、ミーティングの最中にノートが見えてしまうと、少し恥ずかしい気持ちになることもあるんです(笑)」

あえてジャンルごとにノートを分けず、すべてを1冊にまとめることで、身に付けた知識やアイデアが有機的に結合。新たなチャレンジの源泉になっているのだという。また、月に7冊の読書も大田原氏の自己研鑽には欠かせない。

「文部科学省の調査によると、月に7冊以上の本を読んでいる人は全体の4%しかいないんです。月に7冊読めば、世の中の上位4%の読書家に入れるんですよ。7冊の本の購入費は月額にすると約1万円。僕の最終目標は日本を変えられるような人間になることなんですが、1万円で自分が磨けるんなら、安いものですよね」

良質なインプットを繰り返すことで、アウトプットの質も高まる。読書は、仕事への影響も大きいと大田原氏は語る。そのほかにもWEBマーケッターの集いやベンチャー企業の社長の集いにも積極的に参加し、人脈を広げ、自らの世界を広げている。こういった日々の習慣から自分自身を磨いている大田原氏には、いつか本当に日本を変えてしまうのではないかと期待させる魅力がある。