02

やりきる意志とぶれない覚悟で、
新たな価値を生み出してゆく。

PROFILE

NTTコムウェア株式会社

ビジネスクリエーション部

サービス開発担当 担当課長

島田 智子

神戸大学 理学部 数学科卒

分社化前のNTTにエンジニアとして入社。ソフト開発に打ち込む傍ら、国内社会人大学院において、MBAを取得する。分社化以降は、NTTコムウェアにてビジネス開発に従事。社内システムの外販や海外のCRMパッケージの国内展開、RFIDビジネスの企画等に携わる。その後、副社長直下の現部署において、法人向けのモバイルビジネス開発を担当。

新たなビジネスを
立ち上げるために必要なこと。
それは、「絶対にやりきる」
と決めること。

長年ビジネス開発に携わり、数々のビジネスを立ち上げてきた島田氏。新たなビジネスを立ち上げるうえでは、まず「絶対にやりきる」と決めることが大切だと語る。

「経営学の手法を使って新たなビジネスについて分析すると、『リスクがあるからやらない方が良い』という結論が導かれることがほとんどです。でも、それでは何も生むことはできません。だから、わたしはまず『絶対にやりきる』と決めてから始めます。そうしてはじめて、『じゃあどうしたらできるのか』という視界に立つことができるんです」

こうした信念は、目の前の仕事を楽しむことにもつながっている。

「仕事を『やらされてる』と思うから、ワークとライフのバランスをとろうとする。自分からやりたいから『やっている』という意識であれば、楽しみを見つけられると思うんですよね」

人の意見を
偏見なく聞くことの大切さ。

常に強い気持ちを持ち、自分の信念を貫くという覚悟を持っている一方で、島田氏は、人の意見を偏見なくフラットに聞き入れることも大切にしている。

「自分より知識がない人や門外漢の人の意見でも『一理ある』と感じることは、これまでにもよくありました。それに今は、すごいスピードで時代が変化しています。たとえば、高校時代からスマートフォンに触れていた人たちの感覚は、私たちの世代とはかなり違う。これを『理解できない』と遠ざけるのではなく、『なるほどこういう考え方もあるんだな』と捉えることで、私自身の視野も広がるんだと思います」

実際に、若い部下の意見を元にした新たなサービスも誕生している。最新の社内情報にアクセスでき、同僚や上司とのコミュニケーションが円滑になる社内SNS「シャナイン」もそのひとつだ。法人向けのモバイルアプリケーションシステムとしてリリースしたこのサービスには、デジタルネイティブ世代の意見が多く反映されている。絶対にやりきるという覚悟と、偏見なく人の意見を取り入れる柔軟性。この2つの要素が重なり合って、時代に沿った新たなサービスが生み出されているのだ。

イノベーションのカギは、
ダイバーシティ。

そんな島田氏は、自分自身についてこう語っている。

「私は会社の中のメインストリームではありません。それに会社の規模を考えれば、わたしが開発しているサービスが経営に大きなインパクトを与えるわけでもない。でも、私たちがやっていることは必ず意味があると信じています。メインストリームだけになってしまうと、組織としての幅も失われますしね」

全員が経営陣と同じでは、新しいものは生まれない。得意分野を活かし、自らイノベーションを起こしていくような人材が、組織には一定数必要なのだという。ダイバーシティの重要性を認識し、多様なチャレンジを推進する中から、新たな時代のメインストリームとなる兆しが生まれるのではないだろうか。